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遊楽の印 和のどみ を 上手に捺すために
たまにお問い合わせをいただくのですが、 印の角についた朱肉がちょこっと一緒に捺せてしまう。
というものです。
特に、蝶々の右向き左向きとか、椿とか、もみじとか。。。 きれいに捺そうと、しっかり力をこめて捺すと角までついてしまうし、 かといってゴム印を捺すように、軽くぽんと捺すと、絵のどこかがつかなくて失敗するというものです。
実は、わたくしも最初の頃はよくそうなっていました。 今はなくなりましたが、 正直なところ、コツをつかむまでだいぶ捺した。。。 ということがあります。^^;
遊楽の印和のどみは柘に直接彫っているため、 印影が繊細で、ゴム印のようにすぐに印影がまるまっていくということは少ないのですが、 ゴム印のように捺し易いわけでもありません。
ただ、自分なりのコツ(その人の手の癖のようなものがあるようです)をつかんでしまうと、 あとはなんということなく上手に捺せるようになるのですが(最初から上手な方もいらっしゃいます。もちろん)、 ちょっと苦労される方もいらっしゃると思います。
そこで、私も使ったそして捺すと90%は失敗していた(笑)実家の母もこれで上手に捺せるようになった!という方法をお知らせしたいと思います。^^

①まず、試していただきたいのが、添え物をするということ。 印矩といって専門の道具もあります。
②もうひとつは、 印によって敷きものを替えてみること。
まず①について
印矩は、落款印などをまっすぐ目指すところに捺したり、 二つの印を思うところにぴったり重ねて捺したりするときに便利な道具です。 必要だと思われる方は、1000円くらいから手にはいりますのでひとつ持っておかれるといいと思いますが、 慣れてしまうと(私は)実際にはあまり使うことはありません。
遊楽の印和のどみは印面も小さいですし、持つところも短くしているので、かえって邪魔だったりするからです。
ただ、上手にまっすぐ捺す手加減といいますか、 自分なりのバランスを掴むためにはとても役立ってくれる道具です。
要は、「まっすぐぶれずに力を入れる」コツをつかめればよいので、 割り箸を重ねたものや厚さ1cm未満の箱のふちを使うとか、手近にあるもので代用してみてください。
例えば、携帯用の鉛筆削りとか、スタンプパッドとか、厚みのあるノートとか。  但し印泥などがついてしまう可能性がありますので、 汚れても良いもの、あるいはふき取れるプラスティックなどの素材のものがいいと思います。
捺された時に、いつも上側が汚れるとか、右に傾くとか癖がある方は、傾く側に添え物を置くとうまくいきます。
②について
 
例えば、「遊シリーズ」の枠付朱文や、白文タイプのものは、 少し厚みのある印マットを敷き、四方向に向けてぐりっと力をいれて捺したほうが綺麗に捺せます。
問題は「楽シリーズ」。^^
特に「線」のみの印影がでるものは、 はがき1〜2枚くらいの厚さの紙を敷いて捺すのが良いようです。
    
例えば半紙のような薄い紙に捺したい場合、印マットだと沈みすぎて、印影の角のほうの半紙が持ち上がってしまい、いらないところまで捺せてしまいます。
「のどみ」を捺す場所の周りを、あいた手で伸ばすように抑えるのもよい方法です。
ちなみに実家の母は、「遊楽の印和のどみ」の発売当初からのファンで、 たくさん買ってくれていますが、なかなか上手に捺せないことが悩みであり、ストレスにまでなっていました。
一時は「やっぱり私にはゴム印があってる。」 などと言って市販のかわいいゴム印を買ってきては「捺しやすいっ!」と喜んでいたこともあったようですが、 「やっぱり印影が違う。柘のよさを知ってしまうとゴム印では物足りない。」 と言って、再度練習に励むようになりました。
このころ、印矩を持って帰り、なんどか捺してもらったところ、あら不思議。笑 あんなに失敗していたのに、ほとんど失敗しなくなってしまったのです。
一度バランスを掴んでしまうと、手がちゃんと覚えてくれるのでしょう。 印矩を自分で買い求めることもなく、今も使っていません(添え物もしていません)。
もっと早く教えてあげればよかったとわたくしも反省しました。
今年の年賀状はストレスなく、捺せたようで(笑)、 手書きの色鉛筆画に「のどみ」を添えて捺したものを送ってきてました。
どうしても失敗するという方は、 是非一度この二つの方法を試してご覧になってください。
また、印面の角をもう少し削ってほしいといったリクエストにもお応えしております。 このショップのお問い合わせメールでお問い合わせください。 (ただ角を削っても失敗される方はされるようです。ご自分のバランスを掴んでしまわれるほうがよりよい選択だとおもわれます)
捺すのにちょっとコツがいる。 のがこの「遊楽の印和のどみ」の欠点(?)でもあるのですが、 ぽんぽん捺せないからこそでる趣や、風雅を楽しんでいただけるものと自負しております。
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